2018年5月26日 （仮訳）韓国においてBrassica rapa subsp. pekinensisから分離された新種、Alternaria brassicifolii Deng, J-X. et al., 2018. Alternaria brassicifolii sp. nov. Isolated from Brassica rapa subsp. pekinensis in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2018.1468054 [Accessed May 26, 2018]. 【R3-05158】2018/5/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 韓国大田広域市においてBrassica rapa subsp. pekinensisの葉の病斑から分離された菌を検討し、Alternaria brassicifoliiとして新種記載した。 本種は形態的にはA. broccoli-italicaeに類似し、分子系統解析ではPseudoalternaria節の種に近縁であった。 本種は分生子を単生するか時に2個を鎖生する点で、分枝する短い分生子鎖を有する同節他種と異なっていた。 韓国大田広域市儒城区 （新種） Alternaria brassicifolii S. H. Yu & J. X. Deng 語源…アブラナ属の葉の 【よく似た種との区別】 Alternaria broccoli-italicae 同じアブラナ属植物を宿主とする 分生子を単生する 分生子が長卵形 本種と異なりBrassica rapa subsp. pekinensisではなくブロッコリーなどを宿主とする 本種と異なり分生子柄の伸長部がしばしばねじれて分枝する 本種より分生子のサイズが小さい 本種よりPCA培地での生長が遅い ITS+gpd+ATPaseに基づく分子系統解析で明瞭に区別される（Pseudoalternaria節ではなくInfectoriae節クレードに含まれる） Alternaria arrhenatheri ITS+gpd+ATPaseに基づく分子系統解析で近縁（同じPseudoalternaria節クレードに含まれる） 本種と異なり分生子を単生または2つ鎖生するのではなく分枝するかまたはしない分生子鎖を形成する 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の隔壁数が5-10ではなく3-4 ITS+gpd+ATPaseに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Alternaria kordkuyana ITS+gpd+ATPaseに基づく分子系統解析で近縁（同じPseudoalternaria節クレードに含まれる） 本種と異なり分生子を単生または2つ鎖生するのではなく分枝するかまたはしない分生子鎖を形成する 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の隔壁数が5-10ではなく3-6(-7) ITS+gpd+ATPaseに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Alternaria parvicaespitosa ITS+gpd+ATPaseに基づく分子系統解析で近縁（同じPseudoalternaria節クレードに含まれる） 本種と異なり分生子を単生または2つ鎖生するのではなく分枝するかまたはしない分生子鎖を形成する 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の隔壁数が5-10ではなく1-3(-4) ITS+gpd+ATPaseに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Alternaria rosae ITS+gpd+ATPaseに基づく分子系統解析で近縁（同じPseudoalternaria節クレードに含まれる） 本種と異なり分生子を単生または2つ鎖生するのではなく分枝するかまたはしない分生子鎖を形成する 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の隔壁数が5-10ではなく4-5 ITS+gpd+ATPaseに基づく分子系統解析で明瞭に区別される