(仮訳)ブラジルにおいてDimorphandra mollisの毛状突起に生じたアナモルフ菌の新属Alveariospora
Silva, M. et al., 2012. Alveariospora, a new anamorphic genus from trichomes of Dimorphandra mollis in Brazil. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000119/00000001/art00012 [Accessed December 30, 2015].
【R3-02518】2015/12/31投稿

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3行まとめ

ブラジルにおいてDimorphandra mollisの小葉の毛状突起に生じたアナモルフ菌の一種を検討し、新属新種Alveariospora distoseptataとして記載した。
本種は分生子形成部位が暗色のワッシャー状であり、分生子が大型の蜂の巣状で、異隔壁を有することなどで特徴づけられた。
本種はAnnellophragmia属など6属にやや類似していたが、いずれとも顕著な差異が見られた。
Brazil, Minas Gerais, Paraopeba, Floresta Nacional de Paraopeba

(新種)

Alveariospora distoseptata Meir. Silva, R.F. Castañeda, O.L. Pereira & R.W. Barreto
語源…(属名)蜂の巣の胞子/(種小名)異隔壁の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Spiropes dictyosporus
分生子の形成細胞の伸長様式が類似している
分生子形成部位の形態が類似している
本種と異なりブラジルではなくニュージーランドに分布する
本種と異なりすす病菌を宿主とする
本種と異なりシンネマを形成する
本種と異なり分生子の隔壁が異隔壁ではなく真の隔壁である
Annellophragmia spp.
分生子の形成細胞の伸長様式が類似している
分生子形成部位の形態が類似している
分生子に異隔壁を有することがある
本種と異なりシンネマを形成する
本種と異なり石垣状分生子ではなく多細胞分生子を形成する
Annellosympodia spp.
分生子の形成細胞の伸長様式が類似している
分生子形成部位の形態が類似している
本種と異なりスポロドキアを形成する
本種と異なり分生子形成細胞がアンプル形、樽形、倒卵形
本種と異なり分生子離脱様式が裂開性ではなく破裂的
本種と異なり分生子が石垣状ではなく0-1つの隔壁を有する
本種と異なり分生子の隔壁が異隔壁ではなく真の隔壁である
Briansuttonia spp.
アナモルフ菌である
分生子形成細胞が末端生
本種と異なり分生子形成様式がモノトレト型
本種と異なり分生子形成細胞が無限生長ではなく有限生長または無限生長
本種と異なり分生子形成細胞の伸長が”rectilinear”ではなく貫生伸長
Dictyospiropes spp.
アナモルフ菌である
本種と異なり分生子形成様式が多出芽型
本種と異なり分生子形成細胞がシンポジオ状
本種と異なり分生子形成細胞が伸長しない
本種と異なり分生子形成部位がワッシャー状ではなくレンズ形
本種と異なり分生子の隔壁が異隔壁ではなく異隔壁または真の隔壁
Veracruzomyces spp.
アナモルフ菌である
本種と異なり分生子形成様式が単出芽型
本種と異なり分生子形成細胞の伸長が”rectilinear”ではなく貫生伸長
本種と異なり分生子形成細胞に離脱痕を欠く