(仮訳)オーストラリア産の胞子が水中で顕著な青色である新種、Amaurodon aquicoeruleus
Agerer, R. & Bougher, NL. 2001. Amaurodon aquicoeruleus (Thelephoraceae, Hymenomycetes, Basidiomycota), a new species from Australia with spores distinctly blue in water. Australian Systematic Botany. Available at: https://www.publish.csiro.au/SB/SB00030 [Accessed December 13, 2022] 【R3-10146】2022/12/13投稿

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3行まとめ

オーストラリア、西オーストラリア州で採集された菌を検討し、Amaurodon aquicoeruleusとして新種記載した。
本種は子実層面が緑色で平滑、担子胞子が類球形粗面であり、根状菌糸束形成様式が非常に独特であった。
本種は胞子と子実体形成菌糸層菌糸が水中で顕著な青色であることなどで特徴づけられ、この形質は本属において初報告となった。
Stewart Road, 3.7 km east of Brockman Highway, between Nannup and Augusta

(新種)

Amaurodon aquicoeruleus Agerer
語源…水中で青色の(担子胞子と子実体形成菌糸層菌糸の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amaurodon viridis
子実層面が緑色
担子胞子が類球形
担子胞子表面が小疣状
担子胞子がKOHで青変する
子実体形成菌糸層菌糸がKOHで青変する
菌糸にクランプを有する
本種と異なり子実体形成菌糸層が子実体と同色ではないという特徴を欠く
本種と異なり子実層面が常に平滑ではなく通常針状で時に平滑なこともある
本種と異なり担子器に時に横方向の単純隔壁を有するという特徴を欠く
本種と異なり担子胞子が水中で青色という特徴を欠く
本種と異なり子実体形成菌糸層菌糸が水中で青色という特徴を欠く
本種と異なり子実下層と子実体形成菌糸層の遷移帯にある菌糸に結晶を伴うという特徴を欠く