2015年1月14日 (仮訳)形態形質および系統解析に基づき明らかになった新種Amylosporus succulentus Chen, J-J. & Shen, L-L., 2014. Amylosporus succulentus sp. nov. (Russulales, Basidiomycota) evidenced by morphological characters and phylogenetic analysis. Cryptogamie, Mycologie. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.7872/crym.v35.iss3.2014.271 [Accessed January 13, 2015]. 【R3-01462】2015/01/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省で採集された多孔菌の形態学的検討および分子系統解析を行い、Amylosporus succulentusとして新種記載した。 本種は典型的なAmylosporus属菌の顕微鏡的形質(担子胞子、生殖菌糸)を有し、分子系統解析では属の基準種であるA. campbelliiに近縁であった。 全世界のAmylosporus属菌の検索表を掲載した。 中国海南省海口市金牛嶺公園 (新種) Amylosporus succulentus Jia J. Chen & L.L. Shen 語源…多汁の(子実体の肉質から) 【よく似た種との区別】 Amylosporus campbellii 中国に分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実体が傘状 孔口のサイズが類似している 粘質原菌糸を有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり骨格菌糸が無色ではなく淡い黄金色 本種と異なり骨格菌糸が非デキストリノイド ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Amylosporus bracei 孔口面が帯桃紫色 骨格菌糸がデキストリノイド ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が傘状ではなく背着生~半背着生 本種より孔口のサイズが小さい 本種と異なり根状菌糸束を有する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり粘質原菌糸を欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される