(仮訳)類白色の分生子を無数に生じる新種、Antrodia pulverulenta
Rivoire, B. 2010. Antrodia pulverulenta (Basidiomycota, polypore), une espèce nouvelle produisant des amas de mitospores blanches. Bulletin mensuel de la Société linnéenne de Lyon. Available at: https://www.persee.fr/doc/linly_0366-1326_2010_num_79_7_13789 [Accessed November 7, 2019] 【R3-06749】2019/11/7投稿

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3行まとめ

フランスの森林においてナナカマド属およびトウヒ属樹木の枯幹に生じた多孔菌の一種を検討し、Antrodia pulverulentaとして新種記載した。
本種は褐色腐朽菌で、子実体が背着生であり、類白色の分生子を無数に形成することなどで特徴づけられた。
本種は天然において分生子を形成する初のAntrodia属菌とみられた。
France, Savoie, Les Avanchers, Valmorel

(新種)

Antrodia pulverulenta B. Rivoire
語源…粉末状の(分生子の塊の様子から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Antrodia pulvinascens
本種と基質の樹皮の有無が異なる
本種と異なり子実体が一年生ではなく多年生
本種より孔口のサイズが小さい
本種と異なり基質上の菌糸体が主に生殖菌糸からなるのではなく主に骨格菌糸からなる
本種と異なり骨格菌糸が僅かにアミロイドなのではなく非アミロイド
本種と異なり分生子を天然環境において形成しない