(仮訳)中国の池の底泥から分離された新種Apiosordaria hamata
Wu, B. et al., 2016. Apiosordaria hamata sp. nov. from lake sediment in China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2016/00000131/00000004/art00015 [Accessed September 3, 2020] 【R3-07652】2020/9/3投稿

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3行まとめ

中国湖北省東湖の底泥から分離された菌を検討し、Apiosordaria hamataとして新種記載した。
本種は閉子嚢殻に凝集した毛を伴い、殻壁が薄く、子嚢が棍棒形で、子嚢胞子が卵状で鉤状の刺を有し、2細胞からなることなどで特徴づけられた。
Apiosordaria属菌の検索表を掲載した。
中国湖北省武漢市武昌区東湖

(新種)

Apiosordaria hamata B. Wu, K.D. Hyde, Jing Z. Sun & Xing Z. Liu
語源…鉤状の(子嚢胞子の刺の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Apiosordaria nigeriensis
子嚢果に孔口を欠く
子嚢が棍棒形
子嚢が8胞子性
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子表面が刺状
子嚢胞子の下部の細胞が無隔壁
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくナイジェリアなどに分布する
本種と異なり湖の底泥ではなく庭園土壌などから分離される
本種と異なり子嚢胞子に発芽孔を欠くのではなく有する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される