(仮訳)Orbilia auricolorの4番目のアナモルフである新種Arthrobotrys yunnanensis
Mo, M-H. et al., 2005. Arthrobotrys yunnanensis sp. nov., the fourth anamorph of Orbilia auricolor. Fungal Diversity. Available at: https://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/18-8.pdf [Accessed May 5, 2021] 【R3-08383】2021/5/5投稿

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3行まとめ

中国雲南省で採集された土壌から発生したOrbilia属菌の子嚢盤から分離された菌を検討し、Arthrobotrys yunnanensisとして新種記載した。
本種は分生子柄が直立し分枝せず、頂部に小歯を有志、分生子が長楕円形~円筒形で0-1隔壁であり、三次元の線虫捕捉構造を形成することなどで特徴づけられた。
本種はO. auricolorArthrobotrys oligosporaA. cladodes var. macroidesMonacrosporium psychrophilumに続く4番目のアナモルフとして報告された。
中国雲南省昆明市宜良小白龍山

(新種)

Arthrobotrys yunnanensis M.H. Mo & K.Q. Zhang
語源…雲南産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Arthrobotrys anomala
分生子の形状が類似している
分生子の隔壁数が0-1
接着性網状の線虫捕捉構造を形成する
本種と異なり分生子形成細胞の小歯が長いのではなく短い
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が長楕円形~円筒形または僅かに棍棒形ではなく長楕円形~円筒形
本種と異なり分生子の隔壁が発芽時にのみ生じることがある
本種と異なり厚壁胞子が知られていない
本種と異なり菌糸の分枝が接着性の線虫捕捉構造となる
Arthrobotrys amerospora
接着性網状の線虫捕捉構造を形成する
本種と異なり分生子形成細胞の小歯が長いのではなく短い
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が長楕円形~円筒形または僅かに棍棒形ではなく楕円形
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子の隔壁数が0、時に1ではなく0
本種と異なり厚壁胞子が球形~楕円形ではなく球形~長楕円形
Arthrobotrys botryospora
分生子の隔壁数が0、時に1
吸着性網状の線虫捕捉構造を形成する
本種と異なり分生子形成細胞の小歯が長いのではなく短い
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が長楕円形~円筒形または僅かに棍棒形ではなく楕円形
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり厚壁胞子が球形~楕円形ではなく球形~卵状~長楕円形
本種と異なり菌糸が接着性の線虫捕捉構造となる