(仮訳)エジプト、ソハーグ県において分離されたFlavipedes節の新種、Aspergillus sakultaensis
Zohri, AA., Al-Bedak, OA. & Abdel-Kareem, MM. 2020. Aspergillus sakultaensis, a new species in section Flavipedes isolated from Sohag Governorate, Egypt. Journal of Environmental Studies. Available at: http://www.jes.sohag.edu.eg/Content/JES/JES-2020-203_753c.pdf [Accessed November 29, 2020] 【R3-07914】2020/11/29投稿

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3行まとめ

エジプト、ソハーグ県において運河の水試料から分離された菌を検討し、Aspergillus sakultaensisとして新種記載した。
本種は他種とは菌糸体が明るい黄色である点、分生子柄が非常に長い点、”accessory conidia”を欠く点、ヒューレ細胞の形状などが大きく異なっていた。
本種は分子系統解析でFlavipedes節クレードに含まれ、表現形質からも同節との強い関係が示された。
Egypt, Sohag Governorate, Sakulta city, Atawayel village, Atawayel canal

(新種)

Aspergillus sakultaensis OA Al-Bedak, AA Zohri & MM Abel-Kareem
語源…サクルタ産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Aspergillus flavipes
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より頂嚢のサイズが小さい
本種と異なり頂嚢が球形、類球形、または箆形ではなく主に箆形で基部が狭窄する
本種と異なりヒューレ細胞を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aspergillus templicola
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子柄が短い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aspergillus mangaliensis
ヒューレ細胞の形態が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子柄が短い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aspergillus iizukae
ヒューレ細胞の形態が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より頂嚢のサイズが大きい
本種より分生子柄が短い
本種と異なり水溶性色素を産生する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aspergillus frequens
ヒューレ細胞の形態が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子柄が短い
本種と異なり水溶性色素を産生する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される