(仮訳)コロンビアにおいて在来種のMiconia theaezansおよびシコンノボタン属植物に生じた新属新種、Aurapex penicillata
Gryzenhout, M. et al., 2006. Aurapex penicillata gen. sp. nov. from native Miconia theaezans and Tibouchina spp. in Colombia. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15572536.2006.11832716 [Accessed February 12, 2020] 【R3-07039】2020/2/12投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

コロンビアにおいてオオバノボタン属およびシコンノボタン属植物に生じた菌を検討し、新属新種Aurapex penicillataとして記載した。
本種は分生子果が球形で長い頸部を有し、その頂部が橙色であり、分生子果の小房が筆状であることなどで特徴づけられた。
接種試験では本種は宿主に小さな病変を形成したのみで、深刻な病原菌ではないとみられた。
Colombia, Risaralda, Pereira, Libano farm

(新種)

Aurapex penicillata Gryzenhout & M.J. Wingf.
語源…(属名)金色の頂部(分生子果の色から)/(種小名)筆状の (分生子果の小房の配列から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chrysoporthe cubensis
コロンビアに分布する
同じユーカリ属植物を宿主とする
宿主の樹皮に発生する
宿主に潰瘍病を引き起こす
形態的に類似している(本種の分生子果が橙色でない時に混同のおそれがある)
分生子の形態が類似している
分生子果基部の細胞構造が類似している
ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子果頂部が橙色という特徴を欠く
本種と異なり分生子果孔口に周糸を含むのではなく含まない
本種と異なり分生子果頸部の組織において辺縁の細胞が正方形ではなく円形菌糸組織からなる
本種と異なりコロニーが帯オリーブ色~灰黄色を含むクリーム白色ではなく肉桂色のパッチ状の部分を含むクリーム白色
ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される