(仮訳)イラン、ペルシャ湾のハラー森林保護区において分離された子嚢菌の新種、Aureobasidium mangrovei
Nasr, S. et al., 2018. Aureobasidium mangrovei sp. nov., an ascomycetous species recovered from Hara protected forests in the Persian Gulf, Iran. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: https://doi.org/10.1007/s10482-018-1059-z [Accessed October 15, 2018].
【R3-05582】2018/10/15投稿

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3行まとめ

イランにおいてヒルギダマシの健全葉から分離された黒色酵母様の菌を検討し、Aureobasidium mangroveiとして新種記載した。
本種は系統的に近縁な2種と異なり、15%塩化ナトリウム添加培地において生育可能であった。
本種は顕微鏡的形態によっては同属他種と明瞭に識別されなかった。
Qeshm Island, Iran

(新種)

Aureobasidium mangrovei S. Nasr
語源…マングローブの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Aureobasidium thailandense
炭素源の資化能プロファイルが非常に類似している
最適生長温度が25°C
4°Cで生育不能
ITSおよびD1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりヒルギダマシではなくタケなどを宿主とする
本種と異なり37°Cで生育不能
本種と異なり15%塩化ナトリウム添加培地において生育不能
本種よりPDA、M40Y、M60Y培地においてよく生長する
ITSおよびD1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aureobasidium iranianum
最適生長温度が25°C
4°Cで生育不能
ITSおよびD1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりヒルギダマシではなくタケなどを宿主とする
本種ほどSDAおよびPDA培地におけるコロニーがずっと着色しない
本種と異なりデンプンを資化可能
本種と異なりラクトースを資化不能
本種と異なりウレアーゼ試験陽性
本種と異なり37°Cで生育不能
本種と異なり15%塩化ナトリウム添加培地において生育不能
本種よりM40YおよびM60Y培地における生長が乏しい
ITSおよびD1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される