(仮訳)カメルーンにおいてモモタマナ属植物に発生したクリフォネクトリア科の新属Aurifilum
Begoude, ADB. et al., 2010. Aurifilum, a new fungal genus in the Cryphonectriaceae from Terminalia species in Cameroon. Antonie van Leeuwenhoek. …. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10482-010-9467-8 [Accessed December 7, 2014].
【R3-01349】2014/12/07投稿

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3行まとめ

カメルーンにおけるモモタマナ属植物の病害調査で見出されたクリフォネクトリア科類似の菌を検討し、新属新種Aurifilum marmelostomaとして記載した。
本種は子嚢果を樹皮上に盛んに形成し、子嚢果および分生子果が一様に橙色で、KOHおよび乳酸でそれぞれ紫色、黄色を呈する色素を産生することなどで特徴づけられた。
接種試験で本種の外来種Terminalia mantalyに対する病原性が示された。
Mbalmayo, Cameroon

(新種)

Aurifilum marmelostoma Begoude, Gryzenh. & Jol. Roux
語源…(属名)黄金の糸/(種小名)マルメロの口の(分生子の開口部がジャムに覆われたように見えることから/marmeloはマーマレードの語源)
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【よく似た種との区別】
Amphilogia spp.
分生子果が橙色
分生子果に頸部を欠く
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく1-3
本種より分生子果の幅が狭い
本種と異なり分生子果が広い凸形ではなく円錐形
本種と異なり分生子果が頂部が黒色になるのではなく一様に橙色
ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Rostraureum spp.
子嚢胞子が無色
子嚢胞子が楕円形~紡錘状
子嚢胞子に1隔壁を有する
分生子果が橙色
本種と異なり子嚢果が半埋生ではなく埋生~半埋生する
本種と異なり子嚢果がクッション形~洋梨形ではなくクッション形
本種より分生子果の幅が狭い
本種と異なり分生子果が広い凸形ではなく棍棒形~嘴形
本種と異なり分生子果に頸部を有する
ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される