(仮訳)オーストララシア産シクエストレート菌 (19):新種Hysterangium colossum
Elliott, TF., Trappe, JM. & Weise, A., 2015. Australasian Sequestrate Fungi 19: Hysterangium colossum sp. nov. Available at: http://www.imafungus.org/Issue/61/15.pdf [Accessed June 3, 2015].
【R3-01887】2015/06/04投稿

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3行まとめ

オーストラリアの首都特別地域およびニューサウスウェールズ州で採集された地下生菌を検討し、Hysterangium colossumとして新種記載した。
本種はユーカリ属植物の樹下に発生し、比較的稀で、子実体はHysterangium属菌としては並外れた大型 (12-40×14-55 mm) であった。
子実体が巨大であり、融合して塊状となった2-6つの部分からなり、外皮がグレバに陥入する特徴は本属において独自であった。
Australia, Australian Capital Territory, Gungahlin, Yerrabi Pond, near pond shore at end of James Kirk St.

(新種)

Hysterangium colossum T.F. Elliott & Trappe
語源…巨大な(子実体のサイズから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hysterangium inflatum
子実体が時に”compound”である
本種より子実体の最大サイズが小さい
本種と異なり外皮がグレバに陥入するのではなく、容易にグレバから分離する
本種と異なり担子胞子が粗面ではなく平滑
本種と異なり担子胞子の包囊が不規則に膨大するのではなく均一に膨大する傾向がある