2021年10月7日 (仮訳)再定義されたスフェロフラグミウム科に置かれたフトモモ科のさび菌Puccinia psidiiに対する新属Austropuccinia Beenken, L. 2017. Austropuccinia: a new genus name for the myrtle rust Puccinia psidii placed within the redefined family Sphaerophragmiaceae (Pucciniales). Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.297.1.5 [Accessed October 7, 2021] 【R3-08849】2021/10/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Puccinia psidiiの分類学的位置付けを分子系統解析により再検討し、本種がプクシニア科に含まれないことを示した。 本種に対して新属Austropucciniaを提唱し、それに伴いスフェロフラグミウム科の定義を変更した。 本属は特定の形態形質でPuccinia属との識別が不能であるが、遺伝的に明確に区別される隠蔽属の一例となった。 (新組み合わせ) Austropuccinia psidii (G. Winter) Beenken 旧名:Puccinia psidii G. Winter 語源…(属名)南のPuccinia属 【よく似た種との区別】 Dasyspora spp. 冬胞子の細胞数が2 nrLSU+nrSSUおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり冬胞子表面が平滑ではなく顕著な装飾を有する nrLSU+nrSSUおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Puccorchidium spp. 冬胞子の細胞数が2 nrLSU+nrSSUおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり冬胞子表面が平滑ではなく顕著な装飾を有する nrLSU+nrSSUおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sphaerophragmium spp. nrLSU+nrSSUおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり冬胞子の細胞数が2ではなく2、4、または8 本種と異なり冬胞子の付属糸が瘤状、刺状、または叉状 nrLSU+nrSSUおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Uredo baruensis ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりChrysophyllum sparsiflorumのみが宿主として知られている 本種と異なり冬胞子世代が知られていない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される