(仮訳)非白癬性爪真菌症に関係する新種Auxarthron ostravienseおよびA. umbrinum
Hubka, V. & Dobiášová, S., 2013. Auxarthron ostraviense sp. nov., and A. umbrinum associated with non-dermatophytic onychomycosis. Medical …. Available at: http://informahealthcare.com/doi/abs/10.3109/13693786.2013.770608 [Accessed November 10, 2013].
【R3-00316】2014/01/26投稿

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3行まとめ

従来、好ケラチン菌のAuxarthron属菌は病原菌として知られていなかったが、本論文では乾癬患者の爪から分離された例を初めて報告した。
形態形質および分子系統解析の結果に基づき、この菌をAuxarthron ostravienseとして新種記載し、近縁種と抗真菌薬耐性を比較した。
また、A. umbrinumを爪真菌症の疑われる3患者から分離し、うち1患者について病歴を詳細に記録した。
Ostrava, Czech Republic

(新種)

Auxarthron ostraviense Hubka, Dobiášová & M. Korařík
語源…オストラヴァ産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Auxarthron umbrinum
形態がやや類似している
リバースが橙色~赤色になる
ITS、RPB2benAなどに基づく分子系統解析でごく近縁
本種と異なり光学顕微鏡下で子嚢胞子が平滑ではなく粗面に見える
本種と異なりシクロピロクスオラミンに耐性を持つ
本種と異なりポサコナゾールに感受性を持つ
本種と異なり35°Cで生育可能
本種と異なり37°Cで7日間培養してから25°Cに移した時に生育が見られる
ITS、RPB2benAなどに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auxarthron thaxteri
形態がやや類似している
ITS、RPB2benAなどに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり光学顕微鏡下で子嚢胞子が平滑ではなく粗面に見える
本種と異なりリバースが橙色にならない
本種と異なり35°Cで生育可能
ITS、RPB2benAなどに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auxarthron conjugatum
形態がやや類似している
光学顕微鏡下で子嚢胞子が平滑に見える(微かに粗面に見えることもある)
リバースが橙色~赤色になる
ITS、RPB2benAなどに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり37°Cで生育可能
ITS、RPB2benAなどに基づく分子系統解析で明瞭に区別される