2021年7月10日 (仮訳)新種Bactrodesmium chinense、B. lushanenseおよび中国新産種B. novageronense Shi, X-G. et al., 2020. Bactrodesmium chinense and B. lushanense spp. nov. and B. novageronense newly recorded from China. Mycotaxon. Available at: Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2020/00000135/00000004/art00019 [Accessed July 10, 2021] 【R3-08583】2021/7/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の亜熱帯林において枯枝に生じた2種の菌を検討し、Bactrodesmium chinenseおよびB. lushanenseとして新種記載した。 前者は分生子が帯赤褐色の楕円形~広紡錘形、表面が疣状で9-11真正隔壁を有し、後者は分生子が暗褐色~黒色、様々な形状をとり、表面が疣状で3-6真正隔壁を有することなどで特徴づけられた。 また、中国新産種としてB. novageronenseを報告した。 中国江西省吉安市井岡山市 (新種) Bactrodesmium chinense Z.H. Xu, Jian Ma, R.F. Castañeda & X.G. Zhang 語源…中国産の 【よく似た種との区別】 Bactrodesmium ellipsoideum 分生子の形態が類似している 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が帯赤褐色で末端細胞がほぼ無色~淡褐色ではなくほぼ無色~帯黄褐色 本種と異なり分生子が卵形~楕円形 本種と異なり分生子の真正隔壁数が(9–)10(–11)ではなく5-6 Bactrodesmium submoniliforme 分生子の形態が類似している 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が帯赤褐色で末端細胞がほぼ無色~淡褐色ではなく淡褐色~褐色で頂端細胞が無色~淡色、基部細胞がほぼ無色~褐色 本種と異なり分生子の真正隔壁数が(9–)10(–11)ではなく(5-)8-10 Listeromyces insignis 分生子の形態が類似している 本種と異なり分生子の離脱様式が裂開性 中国江西省廬山 (新種) Bactrodesmium lushanense Z.H. Xu, Jian Ma, R.F. Castañeda & X.G. Zhang 語源…廬山産の 【よく似た種との区別】 Bactrodesmium palmicola 分生子の形状が類似している 本種と異なり分生子が暗褐色~黒色で基部細胞が淡色なのではなく褐色で頂端細胞が黒色、基部細胞が淡色 本種と異なり分生子の真正隔壁数が(3–)5(–6)ではなく3-4 Bactrodesmium microleucurum 分生子の形状が類似している 本種より分生子の基部の幅が広い 本種と異なり分生子が暗褐色~黒色で基部細胞が淡色という特徴を欠く 本種と異なり分生子表面が疣状ではなく平滑 本種と異なり分生子の真正隔壁数が(3–)5(–6)ではなく2-5 (中国新産種) Bactrodesmium novageronense R.F. Castañeda 【よく似た種との区別】 Bactrodesmium simile 分生子の真正隔壁数が1 本種より分生子のサイズが大きい