(仮訳)室内環境から得られた新種、Balaniopsis triangularis
Li, D-W. et al., 2008. Balaniopsis triangularis sp. nov. from indoor environments. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/profile/De-Wei_Li/publication/266011497_Balaniopsis_triangularis_sp._nov._from_indoor_environments/links/54b961130cf253b50e2a6739.pdf [Accessed December 12, 2016].
【R3-03560】2016/12/12投稿

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3行まとめ

米国およびカナダにおいて建物の床下に生じたアナモルフ菌の一種を検討し、Balaniopsis triangularisとして新種記載した。
本種は分生子が小型の三角形で、分生子形成細胞が倒卵形または倒円錐形であることなどで特徴づけられた。
本種は稀であったが、建材にかなりの頻度で発生していた。
Canada, British Columbia, Vancouver, Marine Drive

(新種)

Balaniopsis triangularis D.W. Li & W.B. Kendrick
語源…三角形の(分生子の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Balaniopsis africana
分生子柄が分枝しない
分生子が三角形
本種と異なり米国およびカナダではなくケニアなどに分布する
本種と異なり分生子柄の細胞が同色ではなく顕著な淡色-濃色-淡色のパターンがある
本種より分生子のサイズがずっと大きい
本種と異なり分生子が黄色ではなく淡褐色~褐色
Balaniopsis kirkii
分生子柄の細胞が同色
分生子柄が分枝しない
本種と異なり米国およびカナダではなくケニアなどに分布する
本種より分生子のサイズがずっと大きい
本種と異なり分生子が三角形ではなく広倒卵形
Balaniopsis dendroidea
本種と異なり分生子柄が分枝しないのではなく典型的には二叉分岐する
本種より分生子のサイズがずっと大きい
本種と異なり分生子が黄色ではなく淡褐色~褐色
本種と異なり分生子が三角形ではなくいくぶん球形
Stellomyces kendrickii
分生子が三角形のことがある
本種と異なり分生子形成細胞が分枝したり数個の分生子の集まりを生じたりすることがある
本種と異なり分生子が分生子形成細胞のごく狭い伸長部から生じる
本種と異なり分生子の基部が先細りになる