(仮訳)ブラジルにおいて油糧種子作物に炭腐病を引き起こす、5遺伝子領域のベイズ解析により明らかになったMacrophomina属の新規系統学的種
Machado, AR. et al., 2018. Bayesian analyses of five gene regions reveal a new phylogenetic species of Macrophomina associated with charcoal rot on oilseed crops in Brazil European Journal of Plant Pathology. Available at: https://doi.org/10.1007/s10658-018-1545-1 [Accessed August 26, 2018].
【R3-05433】2018/8/26投稿

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3行まとめ

油糧種子作物に炭腐病を引き起こすMacrophomina属菌の形態学的・系統学的検討を実施した。
Ricinus communisおよびJatropha gossypifoliaから分離された菌株がM. phaseolinaと異なることを示し、M. euphorbiicolaとして新種記載した。
本種は培養下で胞子を形成せず、M. phaseolinaとは隠蔽種として分子データのみにより区別された。
Brazil, Bahia, Irecê

(新種)

Macrophomina euphorbiicola A.R. Machado, D.J. Soares & O.L. Pereira
語源…トウダイグサ科に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Macrophomina phaseolina
ブラジルに分布する
同じJatropha gossypifoliaを宿主とする
宿主に炭腐病を引き起こす
種子に生息する
ITS+EF1-α、TEF1-α、β-チューブリン、アクチン、カルモジュリンに基づく分子系統解析でに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイタリア、セネガルにおける分布が知られている
本種と異なりJatropha curcas、ダイズ、ヒマワリ、ゴマなどが宿主として知られている
ITS+EF1-α、TEF1-α、β-チューブリン、アクチン、カルモジュリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Macrophomina pseudophaseolina
ブラジルに分布する
同じJatropha gossypifoliaを宿主とする
宿主に炭腐病を引き起こす
種子に生息する
ITS+EF1-α、TEF1-α、β-チューブリン、アクチン、カルモジュリンに基づく分子系統解析でに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりセネガルにおける分布が知られている
本種と異なりJatropha curcasGossypium hirsutum、ラッカセイなどが宿主として知られている