(仮訳)アオイ科植物を宿主とする分生子形成菌、Corynesporaの生物多様性、分布、および分類
Kumar, S. & Singh, R., 2016. Biodiversity, Distribution and Taxonomy of Conidial Fungus Corynespora (Corynesporascaceae) Associated With Malvaceae. Journal of Biodiversity & Endangered Species. Available at: http://www.esciencecentral.org/journals/biodiversity-distribution-and-taxonomy-of-conidial-fungus-corynesporacorynesporascaceae-associated-with-malvaceae-.php?aid=80730 [Accessed December 21, 2016].
【R3-03586】2016/12/21投稿

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3行まとめ

インド、ウッタル・プラデーシュ州においてSida acutaの葉に発生した菌を検討し、Corynespora sidaeとして新種記載した。
本新種は宿主の葉の両面に暗褐色~帯黒色病斑を生じ、分生子は表面が平滑で7-23の異隔壁を有し、テレオモルフは認められなかった。
本新種は分生子柄が短くて隔壁数がより少なく、分生子がより長く、異隔壁を多く有することなどで同属他種と区別された。
India, Uttar Pradesh, DDU Gorakhpur University, University Campus

(新種)

Corynespora sidae Sham. Kumar & Raghv. Singh
語源…キンゴジカ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Corynespora cassiicola
インドに分布する
同じキンゴジカ属植物を宿主とする
本種と異なりブルネイ、バルバドス、米国、パプアニューギニア、キューバ、ガーナ、シエラレオネ、韓国などにおける分布が知られている
本種と異なりSida acutaではなく他のキンゴジカ属植物、トロロアオイ属、ワタ属、フヨウ属、ヤノネボンテンカ属植物などを宿主とする
本種より分生子柄が長い
本種と異なり分生子柄の隔壁が1-3ではなく最大9
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の異隔壁数が7-23ではなく4-20
Corynespora hibisci
同じアオイ科植物を宿主とする
本種と異なりインドではなく日本などに分布する
本種と異なりSida acutaではなくHibiscus syriacusなどを宿主とする
本種より分生子柄が長い
本種と異なり分生子柄の隔壁が1-3ではなく5-6
本種より分生子の最大長が短い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子の異隔壁数が7-23ではなく3-16