2014年8月15日 （仮訳）ブラジル半乾燥地域の子嚢菌類 (1)：ヒステリウム科子嚢菌の新記録および興味深い記録 Almeida, DAC., Gusmão, LFP. & Miller, AN., 2014. Brazilian Semi-Arid Ascomycetes I: New and interesting records of hysteriaceous ascomycetes. Mycosphere. Available at: http://mycosphere.org/pdfs/Mycosphere_5_2_11.pdf [Accessed August 14, 2014]. 【R3-01006】2014/08/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ブラジルの半乾燥地域（カーチンガおよび大西洋岸森林）における子嚢菌の調査で、10種の興味深いヒステリウム科子嚢菌を見出した。 南米新産種としてPsiloglonium clavisporumおよびRhytidhysteron opuntiaeを報告した。 また、ブラジル新産種としてAnteaglonium abbreviatumなど3種を報告した。 （ブラジル新産種） Anteaglonium abbreviatum (Schwein.) Mugambi & Huhndorf （その他掲載種） Gloniella adianti (Kunze) Petr. （ブラジル新産種） Hysterium angustatum Alb. & Schwein. 【よく似た種との区別】 Hysterium pulicare（クロミモジタケ） 4遺伝子に基づく分子系統解析で近縁（Boehm et al., 2009） 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子全体が同色でない （その他掲載種） Hysterobrevium mori (Schwein.) E. Boehm & C.L. Schoch （ブラジル新産種） Hysterobrevium smilacis (Schwein.) E. Boehm & C.L. Schoch （その他掲載種） Oedohysterium insidens (Schwein.) E. Boehm & C.L. Schoch 【よく似た種との区別】 Oedohysterium sinense 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Oedohysterium pulchrum 本種と異なり子嚢胞子に縦隔壁を有する （その他掲載種） Ostreichnion curtisii (Duby) M.E. Barr 【よく似た種との区別】 Ostreichnion nova-caesariense 本種と異なり子嚢胞子に1隔壁を有するという特徴を欠く Ostreichnion sassafras 本種と異なり子嚢胞子に1隔壁を有するという特徴を欠く 分子系統解析で遠縁（Boehm et al., 2009） （南米、ブラジル新産種） Psiloglonium clavisporum (Seaver) E. Boehm, C.L. Schoch & Spatafora 【よく似た種との区別】 Psiloglonium lineare 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なりアナモルフがSporidesmium stygiumではなく分生子殻形成性Plenomous属菌 Psiloglonium simulans 形態的に異なる (Lohman, 1937) 分子データで区別される (Boehm et al., 2009） （南米、ブラジル新産種） Rhytidhysteron opuntiae (J.G. Br.) M.E. Barr （その他掲載種） Rhytidhysteron rufulum (Spreng.) Speg.