(仮訳)南米において初めて記録されたPseudomerulius curtisiiに近縁な褐色腐朽菌
Baldoni, DB. et al., 2012. Brown rotting fungus closely related to Pseudomerulius curtisii (Boletales) recorded for the first time in South America. Mycosphere. … Available at: http://eprints.gozdis.si/1129/ [Accessed July 13, 2015].
【R3-02007】2015/07/14投稿

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3行まとめ

ブラジル、リオグランデ・ド・スル州においてPseudomerulius curtisiiに近縁な褐色腐朽菌を記録した。
本種とP. curtisiiは肉眼的形態、不快臭、担子胞子の形状とサイズ、菌糸型などが一致した。
一方、形態およびITS領域の塩基配列には僅かな違いが認められ、オーストラリア産標本とのITS類似度は95%に過ぎなかった。

(南米、ブラジル新産種)

Pseudomerulius curtisii (Berk.) Redhead & Ginns
※(編集注)本文献では明確にこの種に同定していないが、本記事作成においてはこの種を掲載したものとして扱っている。
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【よく似た種との区別】
Pseudomerulius aureus(キシワタケ)
肉眼的形態が類似している
子実層托がシワタケ型のことがある
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が半背着生~傘状ではなく平らに広がり僅かに半背着生
本種より菌糸の幅が比較的狭い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Tapinella panuoides(イチョウタケ)
肉眼的形態が類似している
子実体が半背着生~傘状
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体が淡色の類白色~帯褐黄色
本種と異なり子実層托が不規則な襞状~ほぼシワタケ型ではなく真の襞状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される