(仮訳)ブラジル北東部、半乾燥地域産のグロムス綱の新属新種Bulbospora minima
Marinho, F. et al., 2014. Bulbospora minima, a new genus and a new species in the Glomeromycetes from semi-arid Northeast Brazil. …. Available at: https://www.verlag-berger.at/no_cache/alle-produkte/sydowia/open-access/open-access-artikel/sydowia-66-2-s-313-323.html?cid=1606&did=3749&sechash=4c3c3f83 [Accessed November 2, 2015].
【R3-02344】2015/11/03投稿

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3行まとめ

ブラジル、カーチンガ・バイオームで採集された菌を検討し、新属新種Bulbospora minimaとして記載した。
本種はギガスポラ目スクテロスポラ科に含まれたが、本目の既知種のいずれよりも胞子および胞子形成細胞のサイズが小さいことなどで特徴づけられた。
本種はブラジル北東部における10番目のギガスポラ目菌となり、この地域が本目の多様性のホットスポットであることが示唆された。
Brazil, Buique, Vale do Catimbau, Pernambuco State

(新種)

Bulbospora minima Oehl, Marinho, B. T. Goto & G. A. Silva
語源…(属名)球根の胞子(胞子形成細胞の形状から)/(種小名)小さな(胞子および胞子形成細胞のサイズから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Orbispora pernambucana
胞子の色が類似している
胞子表面が平滑
胞子の壁の構造が類似している
“germination orb”が単裂
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より胞子形成細胞のサイズが大きい
本種より胞子のサイズが大きい
本種より胞子の外壁が厚い
本種と異なり胞子の外壁がメルツァー液で暗黄色~黄褐色に呈色するのではなく呈色しない
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度88%)
Scutellospora calospora
同所的に分布する(ブラジル)
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より胞子形成細胞のサイズが大きい
本種より胞子のサイズが大きい
本種と胞子の形状が異なる
本種と異なり”germination orb”が単裂ではなく2裂する
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度91%)
Scutellospora dipurpurescens
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より胞子形成細胞のサイズが大きい
本種より胞子のサイズが大きい
本種と胞子の形状が異なる
本種と異なり”germination orb”が単裂ではなく2裂する
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度91%)