(仮訳)ブラジルにおいてオガサワラフトモモ属植物に葉さび、根腐れ、および萎凋症状を起こし、高度な侵襲性を示した種、Calonectria metrosideri
Alfenas, RF. et al., 2013. Calonectria metrosideri, a highly aggressive pathogen causing leaf blight, root rot, and wilt of Metrosideros spp. in Brazil. Forest Pathology. … Available at: http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/efp.12035/full [Accessed November 10, 2013].
【R3-00004】2013/11/20投稿

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3行まとめ

ブラジルにおいてMetrosideros polymorphaおよびM. tremuloidesに対して強い病原性を示した菌を検討し、Calonectria metrosideriとして新種記載した。
TUB2+EF1-α+HIS3+カルモジュリンに基づく分子系統解析で、本種はC. scoparia種複合体のクレードに含まれた。
本種は接種試験で宿主に葉の病斑、根腐れ、萎凋などの典型的症状を示し、交配試験は一度も成功しなかった。
Forest Nursery at the Universidade Federal de Viçosa.

(新種)

Calonectria metrosideri R.F. Alfenas, O.L. Pereira, P.W Crous & A.C. Alfenas
語源…オガサワラフトモモ属の
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【よく似た種との区別】
Calonectria scoparia
同じフトモモ科植物を宿主とする
EF1-αおよびTUB2+EF1-α+HIS3+カルモジュリンに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりオガサワラフトモモ属ではなくユーカリ属植物などを宿主とする
本種より分生子のサイズが大きい
TUB2+EF1-α+HIS3+カルモジュリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Calonectria pseudoscoparia
同じフトモモ科植物を宿主とする
EF1-αおよびTUB2+EF1-α+HIS3+カルモジュリンに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりオガサワラフトモモ属ではなくユーカリ属植物などを宿主とする
本種より分生子が長い
TUB2+EF1-α+HIS3+カルモジュリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される