2015年9月28日 (仮訳)スペイン北部産の顕著かつ微小な新規地衣生分生子形成菌の新属新種Calongia gibelluloides Hawksworth, DL. & Etayo, J., 2010. Calongia gibelluloides gen. sp. nov., a remarkable minute new lichenicolous conidial fungus from northern Spain. The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/abstract_S0024282909990776 [Accessed September 28, 2015]. 【R3-02236】2015/09/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペイン、バスク州の森林でFlavoparmelia caperataの粉芽などに発生した地衣生菌の一種を検討し、新属新種Calongia gibelluloidesとして記載した。 本種はサイズが微小で、分生子形成細胞が初め膜状の鞘に包まれ、分生子に1隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本種と形態的に類似した地衣生アナモルフ菌は知られておらず、Gibellula属菌に類似しているものの、異なる点もあり、系統的位置は明らかでなかった。 Spain, Gipuzkoa, Oiartzun, Oieleku (新種) Calongia gibelluloides D. Hawksw. & Etayo 語源…Gibellula属類似の(分生子頭の形態から) 【よく似た種との区別】 Gibellula spp. 本種と異なりシンネマを形成する 本種と異なり分生子柄が平滑ではなく装飾を有する 本種と異なり分生子頭を包む鞘を欠く 本種と異なりフィアライドを有する 本種と異なり分生子形成細胞における分生子形成部位が単一 本種と異なり分生子に隔壁を常に欠く Custingiophora spp. 本種と異なり分生子頭を包む鞘を欠く 本種と異なりフィアライドを有する 本種と異なり分生子柄頂部の細胞が嚢状 本種と異なり分生子形成細胞における分生子形成部位が単一 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子が帯灰褐色ではなく無色~ほぼ無色 本種と異なり分生子が狭楕円形、長楕円状腎臓形、長楕円状スリッパ形ではなく広楕円形 Stachybotrys spp. 分生子柄頂部がやや膨大する 本種と異なり分生子柄が赤褐色ではなく無色~淡褐色 本種ほど分生子柄が通常剛直でない 本種と異なり分生子頭を包む鞘を欠く 本種と異なりフィアライドを有する 本種と異なり分生子形成細胞における分生子形成部位が単一 本種と異なり分生子が狭楕円形、長楕円状腎臓形、長楕円状スリッパ形ではなく広卵形~楕円形 本種と異なり分生子が平滑ではなくしばしば装飾を有する 本種と異なり分生子に隔壁を欠く