(仮訳)ブラジル産の葉上生地衣の新種、Calopadia erythrocephala
Farkas, E., Elix, JA. & Flakus, A., 2012. Calopadia erythrocephala, a new foliicolous lichenized fungus from Brazil. The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/abstract_S0024282911000831 [Accessed April 1, 2014].
【R3-00563】2014/04/02投稿

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3行まとめ

ブラジルの大西洋岸の熱帯雨林において採集された葉上生地衣を、Calopadia erythrocephalaとして新種記載した。
本種はC. puiggariiに酷似していたが、”campylidia”に赤い色素を含み、子器がより暗色で、分生子がより大きいことなどで区別された。
葉上生地衣としては初めて、従来Fusarium属菌などで知られていた赤い色素の一種、フサルビンの産生能が明らかになった。
Brazil, São Paulo, São Roque, Cascada sobre la Laguna Sapucaia

(新種)

Calopadia erythrocephala Farkas, Elix & Flakus
語源…赤い頭の(”campylidia”の上部に特徴的な赤い色素を持ち、童話の「赤ずきん」のように見えることから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Calopadia puiggarii
分生子の形態が類似している
本種と異なり”campylidia”に赤い色素を欠く
本種より子器が淡色
本種より分生子が短い
Loflammia epiphylla
赤色系の”campylidia”を持つ
本種ほど”campylidia”が明色でなく、淡橙色になることもある
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子に隔壁を欠く
本種と異なり地衣成分としてアトラノリン、スチクチン酸、ヒポスチクチン酸を含む