(仮訳)タイで分離された新種Candida uthaithaninaNakaseomycesクレードに含まれるアナモルフ酵母
Limtong, S. & Jindamorakot, S., 2011. Candida uthaithanina sp. nov., an anamorphic yeast species in Nakaseomyces clade isolated in Thailand. Antonie van …. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10482-011-9561-6 [Accessed January 18, 2014].
【R3-00289】2014/01/19投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

タイで果実およびコケから分離された酵母の3菌株を基に、Candida uthaithaninaを新種記載した。
本種は最も近縁な種ともD1/D2領域に1.7%以上の塩基置換が見られ、十分別種とする根拠があった。
D1/D2領域に基づく分子系統解析では、本種は他の数種とともにNakaseomycesクレードに含まれた。
Huai Kha Khaeng Wildlife Sanctuary, Rabam, Uthai Thani 61160 タイ王国

(新種)

Candida uthaithanina Limtong, Jindamorakot, Am-in, Kaewwichian, Nitiyon, Yongmanitchai and Nakase
語源…ウタイターニー産の
※2014年1月19日現在、MycoBankおよびSpecies fungorumへの登録はされていない。

【よく似た種との区別】
Candida nivariensis
植物などの天然基質から分離された例がある
多くの表現型が類似する
40-42°Cで生育可能
D1/D2領域に基づく分子系統解析でごく近縁(同じNakaseomycesクレードに含まれる)
本種と異なりヒトから分離された例がある
本種と異なりビタミン要求性を持たない
本種と異なり16%塩化ナトリウム/5%グルコース添加培地で生育できる
本種より40-42°Cでの生長が弱い
ITS領域の塩基配列に顕著な差異が見られる
Candida glabrata
植物などの天然基質から分離された例がある
D1/D2領域に基づく分子系統解析でごく近縁(同じNakaseomycesクレードに含まれる)(ただし本論文で用いられた菌株の同定はcf.扱い)
ITS領域の塩基配列の類似度が高い
本種と異なりヒトから分離された例がある
D1/D2領域に1.7-1.9%の塩基置換が見られる
ITS領域の塩基配列に顕著な差異が見られる