(仮訳)平滑な子実層面を有するベナン産の新種、Cantharellus solidus
De Kesel, A., Yorou, NS. & Buyck, B., 2011. Cantharellus solidus, a new species from Benin (West-Africa) with a smooth hymenium. Cryptogamie, Mycologie. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.7872/crym.v32.iss3.2011.277 [Accessed October 16, 2015].
【R3-02291】2015/10/16投稿

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3行まとめ

ベナンの森林に発生した大型のアンズタケ属菌を検討し、Cantharellus solidusとして新種記載した。
本種は子実体が頑丈で柄が根状になる点、担子器が2胞子性で、担子胞子が比較的大型の類球形~短楕円形である点などで特徴づけられた。
本種はC. lateritius複合体に近縁とみられたが、以上の形態などを基に区別された。
Benin, Prov. Donga, Bassila, Forêt Classée de Bassila

(新種)

Cantharellus solidus De Kesel, Yorou & Buyck
語源…中実の(肉の性質から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Goossensia cibarioides
地上および腐朽材に発生する
子実体が黄色系
子実層面が平滑
菌糸体が帯褐黄色
本種と異なりベナンではなく中央アフリカに分布する
本種と異なり柄が根状でない
本種と異なり肉が密に詰まっているのではなく非常に水っぽい
本種と異なり担子器が(1-)2胞子性ではなく4-6胞子性
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子のQ値が大きい
本種と異なり担子胞子が類球形~短楕円形ではなく楕円形
Cantharellus lateritius(アンズタケモドキ)
子実体が黄色系
子実層面が平滑に近い
クランプを有する
本種と異なりベナンではなく北米などに分布する
本種ほど子実体が頑丈でない
本種と異なり柄が根状でない
本種と異なり傘表皮の菌糸末端が不規則に波打つ