(仮訳)アフリカ産のイグチの新種、Chalciporus africanus
Degreef, J. & Kesel, AD. 2008. Chalciporus africanus, a new bolete species from Africa. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Andre_Kesel/publication/294689749_Chalciporus_africanus_a_new_bolete_species_from_Africa/links/570e396408aee76b9dade437/Chalciporus-africanus-a-new-bolete-species-from-Africa.pdf [Accessed September 8, 2018].
【R3-05475】2018/9/9投稿

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3行まとめ

カメルーンの熱帯雨林で採集された菌を検討し、Chalciporus africanusとして新種記載した。
本種はコショウイグチ属とRubinoboletus属の中間的な形質を有していた。
本種は固有種のUapaca guineensisの樹下に発生していた。
Africa, Cameroon, Eastern Province, Dja Forest Reserve, Somalomo

(新種)

Chalciporus africanus Degreef & De Kesel
語源…アフリカの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chalciporus rubinus
本種と異なり熱帯ではなく温帯などに分布する
本種と異なり傘が帯赤色という特徴を欠く
本種と異なり肉に変色性を有する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が広楕円形~広紡錘形ではなく球形
Chalciporus piperatus(コショウイグチ)
肉眼的形態が類似している
本種と異なり熱帯ではなく温帯などに分布する
本種より子実体の丈がずっと高い
本種と異なりコショウのような味がある
本種より担子胞子が長い
本種と異なりシスチジアに結晶を伴う
Chalciporus rubriporus
熱帯に分布する
生息環境が類似している
傘表皮が緩やかに錯綜する菌糸からなる
本種と異なりカメルーンではなくマレーシアなどに分布する
本種と異なり管孔に変色性を有する
本種と異なり孔口に変色性を有する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種よりシスチジアの形状が細長い