2017年10月17日 (仮訳)ポーランド産の見過ごされてきた地衣、Cladonia asahinae Kowalewska, A. & Kukwa, M. 2007. Cladonia asahinae, a lichen species overlooked in Poland. Polish Botanical Journal. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Martin_Kukwa/publication/294935002_Pbj522_s173-175/links/56c60e0608ae408dfe4cd3be.pdf [Accessed October 17, 2017]. 【R3-04490】2017/10/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランド産の約1500点の地衣類標本のうち、独特な地衣成分(フマルプロトセトラル酸、ランギホルム酸、ノルランギホルム酸)を含むものを見出し、Cladonia asahinaeと同定した。 本種はベスキド山地において路傍の土壌から発生していた。 本種のポーランドからの報告は初であり、極めて稀とみられ、おそらく絶滅危惧種と考えられた。 (ポーランド新産種) Cladonia asahinae J.W. Thomson 【よく似た種との区別】 Cladonia chlorophaea(ジョウゴゴケ) 形態的に類似している(この種に同定されていた) 粉芽がほとんどの場合小粒状 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸ケモシンドロームを含む 本種と異なり主要な地衣成分として脂肪酸を含むという特徴を欠く Cladonia fimbriata(コナジョウゴゴケ) 子柄が比較的長い 子器が急に盃状に広がる 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸ケモシンドロームを含む 本種と異なり主要な地衣成分として脂肪酸を含むという特徴を欠く Cladonia humilis var. bourgeanica 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸および脂肪酸を含む 本種と異なり粉芽がほとんどの場合小粒状ではなくほとんどの場合粉状 本種と異なり地衣成分としてブルゲアン酸を含む 本種と異なり地衣成分としてランギホルム酸、ノルランギホルム酸を含まない