2018年11月7日 (仮訳)Cladonia subturgidaおよびC. ibericaは単一の、形態学的および化学的に多型の種をなす Pino-Bodas, R., Martín, MP. & Burgaz, AR. 2012. Cladonia subturgida and C. iberica (Cladoniaceae) form a single, morphologically and chemically polymorphic species. Mycological Progress. Available at: https://doi.org/10.1007/s11557-011-0746-1 [Accessed November 7, 2018] 【R3-05652】2018/11/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Cladonia subturgidaおよびC. ibericaの変異について形態学的・化学的・系統学的検討を行った。 6つの化学型を特定し、両種が単一の種を形成するという結論に至り、後者を前者のシノニムとした。 また、C. turgida var. corsicanaに対して新組み合わせC. corsicanaを提唱した。 (その他掲載種) Cladonia subturgida Samp. 【よく似た種との区別】 Cladonia corsicana スペインおよびポルトガルに分布する 形態的に類似している(乾燥時混同されうる) 子柄の形態が乾燥時ねじれて類似している 地衣成分としてプロトセトラル酸およびフマルプロトセトラル酸を含むことがある ITS+rpb2+mtLSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+rpb2+mtLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cladonia firma 地中海地域に分布する 形態的に類似している(本種が子柄を欠く時) ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cladonia cervicornis(オオバハナゴケ) 地中海地域に分布する 形態的に類似している(本種が子柄を欠く時) ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ、新階級) Cladonia corsicana (Rondon & Vezda) Pino-Bodas, Burgaz & M.P. Martín 旧名:Cladonia turgida var. corsicana Rondon & Vězda 【よく似た種との区別】 Cladonia subturgida スペインおよびポルトガルに分布する 形態的に類似している(乾燥時混同されうる) 子柄の形態が乾燥時ねじれて類似している 地衣成分としてプロトセトラル酸およびフマルプロトセトラル酸を含むことがあるという特徴を欠く ITS+rpb2+mtLSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+rpb2+mtLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cladonia turgida(ヒロハハナゴケ) 形態的に類似している(従来この種の変種とされてきた) 初生菌糸の形態が類似している 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり地中海地域ではなくヨーロッパ、アジア、北米に広く分布する 本種と異なり子柄ががっしりとしている 本種と異なり子柄が裂け、杯を形成することがないのではなく類円筒形で複雑なパターンの分枝を示し、時に小型の杯を形成する 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンを含む ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される