(仮訳)土壌から分離された新種、Cladophialophora lanosa
Das, K., Lee, S-Y. & Jung, H-Y. 2019. Cladophialophora lanosa sp. nov., a New Species Isolated from Soil. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2019.1611242 [Accessed May 25, 2019] 【R3-06251】2019/5/25投稿

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3行まとめ

韓国、大邱の土壌から分離された菌を検討し、Cladophialophora lanosaとして新種記載した。
本種は菌糸体から帯緑色~暗い黒色の気生菌糸を豊富に形成し、分生子が鎖生し、無色~淡褐色の単細胞で、類円筒形の枝状分生子を形成することなどで特徴づけられた。
本種と同属他種との形質比較表を掲載した。
韓国大邱広域市 

(新種)

Cladophialophora lanosa K. Das, S.Y. Lee & H.Y. Jung
語源…羊毛状の(コロニーの性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cladophialophora inabaensis
気生菌糸が羊毛状
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく日本などに分布する
本種と異なり土壌ではなくナスの根などから分離される
本種と異なりコロニーが帯緑色~暗黒色ではなく暗灰色~暗褐色
本種より分生子が長い
本種より菌糸の幅が広い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cladophialophora multiseptata
PDA培地でのリバースが黒色
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコロニーが帯緑色~暗黒色ではなくオリーブ灰色で縁部が帯オリーブ黒色
本種より分生子柄の幅が広い
本種より分生子のサイズが大きい
本種より菌糸の幅が広い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cladophialophora chaetospira
土壌菌である
PDA培地でのリバースが黒色
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハクサイ、タケ、ドイツトウヒの根などから分離される
本種と異なりコロニーが帯緑色~暗黒色ではなく鉄灰色、帯オリーブ黒色
本種より分生子柄の幅が広い
本種より分生子のサイズが大きい
本種より菌糸の幅が広い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される