(仮訳)ボタンタケ目の新科に置かれた、繭の残存した葉脈上に生じる新属新種、Cocoonihabitus sinensis
Zhuang, W-Y. & Zeng, Z-Q. 2017. Cocoonihabitus sinensis gen. et sp. nov. on remaining leaf veins of cocoons in a new family (Cocoonihabitaceae fam. nov.) of Hypocreales. Mycosystema. Available at: https://manu40.magtech.com.cn/Jwxb/EN/10.13346/j.mycosystema.170176 [Accessed July 23, 2023] 【R3-10812】2023/7/23投稿

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3行まとめ

中国においてヤママユガ科の繭に発生した菌を検討し、新属新種Cocoonihabitus sinensisとして記載した。
本種は淡橙色~橙色の洋梨形の子嚢果を繭の残存した葉脈上に生じ、子嚢胞子は糸状多隔壁であった。
分子系統解析の結果、本種はボタンタケ目に含まれ、独自の系統を形成したことから、本種を新科コクーニハビトゥス科に含めた。
中国吉林省拉法山

(新種)

Cocoonihabitus sinensis W.Y. Zhuang & Z.Q. Zeng
語源…(属名)繭に生息する/(種小名)中国の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ophiocordyceps caloceroides
nrSSUの塩基配列が類似している
本種と異なりガの繭ではなくクモに生じる
本種と異なり子座が良好に発達する
本種と異なり子座が棍棒形
本種と異なり子嚢果が子座に埋生する
本種とnrSSUの塩基配列が異なる