(仮訳)ビョウタケ目の新属Colipila
Baral, H-O. et al., 2012. Colipila, a new genus in the Helotiales. Mycological Progress. … Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-011-0742-5 [Accessed February 16, 2016].
【R3-02659】2016/02/16投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

フランス南部で採集された材生息菌の一種を検討し、新属新種Colipila masduguanaとして記載した。
また、スイスのピラトゥス山においてバラ科植物の枯れ枝に発生した菌を検討し、C. pilatensisとして記載した。
本属は子嚢盤の毛が紡錘形~錐形で完全に平滑、側糸に2型を有することなどで特徴づけられ、分子系統解析では科レベルの所属は特定されなかった。
France, Dept. Hérault (Languedoc-Roussillon), Commune de Saint-Vincent d’Olargues: Parc régional du Haut-Languedoc (Caroux-Espinouse), 1.6 km NW of Olargues, 0.8 km NE of Mas-du-Gua, Les Codouls, Ruisseau de Caudes

(新種)

Colipila masduguana Baral & Guy Garcia
語源…(属名)糸巻棒の毛の(毛の形状から)/(種小名)マス・デュ・ガ産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Colipila pilatensis
材に発生する
形態的に類似している(当初は同種と考えられていた)
本種と異なりフランス南部ではなくスイスに分布する
本種と異なり12-3月ではなく6月に発生する
本種と異なりブナ科ではなくバラ科?植物を宿主とする
本種より子嚢盤のサイズが小さい
本種より柄の幅が狭い
本種より子嚢のサイズが小さい
本種と異なり子嚢の先端リングがヘミアミロイドではなく真のアミロイド
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり子嚢胞子の”lipid content”が0.5-1.5ではなく0-0.5
本種より側糸のサイズが大きい
本種より子嚢盤縁部の毛が長い
Switzerland, Kanton Luzern, 7 km SSW of Luzern, 1.9 km W of Hergiswil, Renggeli, eastern foot of Mount Pilatus

(新種)

Colipila pilatensis Baral
語源…ピラトゥス(山)産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Colipila masduguana
材に発生する
形態的に類似している(当初は同種と考えられていた)
本種と異なりスイスではなくフランス南部に分布する
本種と異なり6月ではなく12-3月に発生する
本種と異なりバラ科?ではなくブナ科植物を宿主とする
本種より子嚢盤のサイズが大きい
本種より柄の幅が広い
本種より子嚢のサイズが大きい
本種と異なり子嚢の先端リングが真のアミロイドではなくヘミアミロイド
本種より子嚢胞子の幅が広い
本種と異なり子嚢胞子の”lipid content”が0-0.5ではなく0.5-1.5
本種より側糸のサイズが小さい
本種より子嚢盤縁部の毛が短い