(仮訳)中国および日本に産したホロモルフの2新種、Colletotrichum aracearumおよびC. camelliae-japonicae
Hou, L-W. et al., 2016. Colletotrichum aracearum and C. camelliae-japonicae, two holomorphic new species from China and Japan. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdf/Mycosphere_SI_2c_4.pdf [Accessed October 14, 2017].
【R3-04483】2017/10/15投稿

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3行まとめ

中国広東省においてホウライショウ(モンステラ)およびPhilodendron selloumの葉から分離された菌をColletotrichum aracearumとして新種記載した。
また、日本から輸出されたヤブツバキの葉から分離された菌をC. camelliae-japonicaeとして新種記載した。
分子系統解析で前者は既知の種複合体には属さず、後者はC. boninense種複合体に属することが示された。
中国広東省

(新種)

Colletotrichum aracearum LW. Hou & L. Cai
語源…サトイモ科の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Colletotrichum cliviae
中国に分布する
ACT+GAPDH+ITS+TUB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりホウライショウ属およびPhilodendron属ではなくウケザキクンシランなどを宿主とする
本種と異なり有性世代が知られていない
本種より分生子が長い
本種より付着器のサイズが大きい
本種よりコロニーの生長が速い
ACT+GAPDH+ITS+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
日本

(新種)

Colletotrichum camelliae-japonicae LW. Hou & L. Cai
語源…ヤブツバキの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Colletotrichum citricola
ACT+GAPDH+ITS+TUB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本ではなく中国などに分布する
本種と異なりヤブツバキではなくウンシュウミカンなどを宿主とする
本種より子嚢胞子の幅が広い
本種より子嚢胞子のQ値が大きい
本種より分生子が長い
ACT+GAPDH+ITS+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される