(仮訳)インドネシアの熱帯林においてPinus merkusiiに生じた多孔菌の新種、Coltriciella minuscula
Susan, D., Retnowati, A. & Sukarno, N. 2018. Coltriciella minuscula sp. nov., a new species of poroid fungus on Pinus merkusii from an Indonesian tropical forest. Mycoscience. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354017300967 [Accessed June 6, 2019] 【R3-06286】2019/6/6投稿

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3行まとめ

インドネシア、ボゴールの熱帯林においてPinus merkusiiに生じた菌を検討し、Coltriciella minusculaとして新種記載した。
本種は子実体が小型で懸垂し、傘表面に明瞭な環紋を欠き、柄表面に長い毛を有し、担子器が2胞子性で、担子胞子に装飾を有することなどで特徴づけられた。
本種はITS領域に基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。
Indonedia, West Java, Bogor, Haurbentes Experimental Forest

(新種)

Coltriciella minuscula Susan, Retnowati & Sukarno
語源…微小な(子実体のサイズから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Coltriciella dependens(ヒメカイメンタケ)
子実体が懸垂する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドネシアではなくセイシェル、中国などに分布する
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり傘表面に顕著な環紋を有する
本種より柄が長い
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Coltriciella pseudodependens
子実体が懸垂する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドネシアではなく中国などに分布する
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される