(仮訳)ハキリアリから分離されたハエカビ目の新種、Conidiobolus lunulus
Goffre, D. et al. 2020. Conidiobolus lunulus, a new entomophthoralean species isolated from leafcutter ants. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00275514.2020.1816387 [Accessed December 28, 2023] 【R3-11286】2023/12/28投稿

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3行まとめ

アルゼンチンにおいてヒメハキリアリ属のアリから分離された菌を検討し、Conidiobolus lunulusとして新種記載した。
本種は一次分生子が球形、二次小分生子が球形または楕円形~半月形の2型であり、本属で2番目の例となる”villose conidia”を有することなどで特徴づけられた。
本種はハキリアリから分離された初のハエカビ目の菌となった。
Argentina, Corrientes, Esquina

(新種)

Conidiobolus lunulus D. Goffre, R.A. Humber & P.J. Folgarait
語源…月形の(二次小分生子の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Conidiobolus coronatus
“villose conidia”を有する
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり小分生子が楕円形~半月形ではなく球形または扁桃形
本種と異なり二次分生子が2型ではなく単型である
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Conidiobolus brefeldianus
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり”villose conidia”を有するのではなく欠く
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される