(仮訳)リトアニアにおける地衣類および関連する菌類の生物相の研究 (4)
Motiejūnaitė, J. et al., 2013. Contribution to the Lithuanian flora of lichens and allied fungi. IV. Botanica Lithuanica. Available at: https://www.degruyter.com/view/j/botlit.2013.19.issue-1/botlit-2013-0001/botlit-2013-0001.xml [Accessed May 16, 2018].
【R3-05129】2018/5/17投稿

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3行まとめ

リトアニア新産種として4種の地衣類および2種の地衣生菌類を報告した。
Endophragmiella franconicaの新宿主としてCladonia coniocraeaを報告した。
また、Abrothallus suecicusのテレオモルフをリトアニアにおいて初めて記録した。

(その他掲載種)

Abrothallus suecicus (Kirschst.) Nordin
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(その他掲載種)

Candelaria pacifica Westberg
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(バルト三国、リトアニア新産種)

Chaenotheca sphaerocephala Nádv.
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【よく似た種との区別】
Chaenotheca brunneola(エダウチホソピンゴケ)
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり子器が帯灰色ではなく黒色
本種と異なり子器表面が光沢状
本種と異なり子器がしばしば分枝する
本種と異なり子器に粉霜を欠く
本種と異なり共生藻がトレボウキシオイドではなくDictyochloropsis属である
Chaenotheca stemonea(コフキホソピンゴケ)
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種より子器のサイズがずっと小さい
本種と異なり共生藻がトレボウキシオイドではなくStichococcus属である
Chaenotheca gracillima
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種より子器の丈が高い
本種と異なり柄表面の粉霜が帯灰色でない
本種と異なり地衣体がPd陰性
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり共生藻がトレボウキシオイドではなくStichococcus属である
Chaenotheca gracilenta
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種より子器の丈が高い
本種と異なり柄表面の粉霜が帯灰色でない
本種と異なり地衣体がPd陰性
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり共生藻がトレボウキシオイドではなくStichococcus属である

(バルト三国、リトアニア新産種)

Endophragmiella franconica Brackel & Markovsk.
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(リトアニア新産種)

Merismatium decolorans (Rehm ex Arnold) Triebel
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【よく似た種との区別】
Merismatium cladoniicola
同じハナゴケ属地衣を宿主とする
本種と子嚢胞子の形態が異なる
Merismatium heterophractum
同じハナゴケ属地衣を宿主とする
本種と子嚢胞子の形態が異なる

(その他掲載種)

Microcalicium arenarium (Hampe) Tibell
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(リトアニア新産種)

Ochrolechia androgyna (Hoffm.) Arnold
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(リトアニア新産種)

Pertusaria ophthalmiza (Nyl.) Nyl.
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【よく似た種との区別】
Pertusaria albescens
樹皮に生息する
形態的に類似している(この種の若い状態に類似している)
本種と異なり酸性ではなく中性~ほぼ中性の樹皮に選好性を有する
本種と異なり子器を欠く
本種と異なり真の粉芽塊を有する
Ochrolechia turneri
樹皮に生息する
形態的に類似している
本種と異なり酸性ではなく中性~ほぼ中性の樹皮に選好性を有する
本種と異なり地衣成分としてバリオラル酸を有する

(バルト三国、リトアニア新産種)

Stereocaulon taeniarum (H. Magn.) Kivistö
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【よく似た種との区別】
Stereocaulon paschale(ムクムクキゴケモドキ)
形態的に類似している(従来区別されてこなかった)
本種と異なり真の頭状体を有する
本種ほど棘枝がしっかりとしていない