2014年8月7日 (仮訳)カリフォルニア州北部産の新種Cortinarius callimorphus Bojantchev, D. & Davis, RM., 2011. Cortinarius callimorphus, a new species from northern California. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000117/00000001/art00002 [Accessed August 6, 2014]. 【R3-00980】2014/08/07投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国カリフォルニア州の海岸林で採集されたフウセンタケ属オオカシワギタケ亜属の菌を、Cortinarius callimorphusとして新種記載した。 本種はシトカトウヒの樹下から非常に普通に採集され、この樹種が宿主と考えられた。 本種は担子胞子がレモン形なのが際立った特徴で、分子系統解析ではヨーロッパ産のC. polymorphusに最も近縁であった。 USA. California: Mendocino County, Caspar, Caspar Cemetery (新種) Cortinarius callimorphus Bojantchev & R.M. Davis 語源…美しい形の 【よく似た種との区別】 Cortinarius polymorphus 肉眼的形態が類似している 子実体が青色を帯びることがない 担子胞子の形状が顕著なレモン形で類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりトウヒ属(+おそらく他の針葉樹)ではなく主にブナ科広葉樹を宿主とする 本種と異なり北米西部ではなくヨーロッパに分布する 本種と異なり襞の縁部が顕著な小歯状である 本種より担子胞子のQ値が僅かに小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される