(仮訳)中国北西部産の新種、Cortinarius subcaesiobrunneus
Xie, M. et al., 2019. Cortinarius subcaesiobrunneus sp. nov., (Cortinariaceae, Agaricales) a new species from northwest China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.392.3.4 [Accessed June 27, 2021] 【R3-08544】2021/6/27投稿

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3行まとめ

中国甘粛省のトウヒ林で採集された菌を検討し、Cortinarius subcaesiobrunneusとして新種記載した。
本種はTelamonia亜属Brunnei節に含まれ、子実体が夏に発生し、柄基部が強く青色を帯び、担子胞子が大型であることなどで特徴づけられた。
本種はC. caesiobrunneusに形態的に類似し、系統的にも近縁であったが、柄の色と担子胞子のサイズが異なり、異なる系統を形成した。
中国甘粛省張掖市粛南ユグル族自治県祁連山自然保護区

(新種)

Cortinarius subcaesiobrunneus Y. Li & M.L. Xie
語源…Cortinarius caesiobrunneus類似の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cortinarius caesiobrunneus
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくエストニア、フィンランドなどに分布する
本種と異なり柄が帯紫色ではなく帯褐色~帯黒色
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される