(仮訳)ガイアナ産の新種、Craterellus excelsus
Henkel, TW., Aime, MC. & Mehl, HK., 2009. Craterellus excelsus sp. nov. from Guyana. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000107/00000001/art00020 [Accessed August 4, 2016].
【R3-03172】2016/08/05投稿

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3行まとめ

ガイアナ、パカライマ山地で採集された菌を検討し、Craterellus excelsusとして新種記載した。
本種は子実体が叢生して大型の株を形成し、丈が高く灰褐色であり、担子器は長さに変異があり、小柄の数も4-6と幅があった。
本種はDicymbe corymbosaが優占する森林に発生し、この樹木と外生菌根を形成しているとみられた。
Guyana, Region 8: Potaro-Siparuni, Pakaraima Mountains, 3 km SW of base camp

(新種)

Craterellus excelsus T.W. Henkel & Aime
語源…高い(子実体の丈から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Craterellus orinocensis
子実体の縁部が波打つ~円鋸歯状で浅裂する
担子胞子のサイズが類似している
本種と異なりガイアナではなくベネズエラなどに分布する
本種より子実体が短い
本種と異なり子実体が帯褐煙色
本種と異なり子実層托が皺状~条線状
本種より担子器が短い
本種と異なり担子器が4-6胞子性ではなく常に6胞子性
Craterellus verrucosus
子実体が叢生する
子実層托が淡灰色
肉が薄い
肉に柔軟性がある
担子胞子のサイズが類似している
本種と異なりガイアナではなくマレーシアなどに分布する
本種より子実体が短い
本種と異なり柄が帯煙黒褐色~黒色
本種より担子器が短い
本種と異なり担子器が類円筒形ではなく類棍棒形
本種より実質の菌糸が膨大する
Craterellus cornucopioides(クロラッパタケ)
子実体が叢生する
子実体の丈が類似している
担子器の長さが類似している
本種と異なりガイアナではなく北半球温帯などに分布する
本種と異なり子実体が灰褐色ではなく帯煙黒色
本種と異なり子実層托が淡クリーム灰色でのちに同色~淡灰色なのではなく帯灰色
本種と異なり担子器が4-6胞子性ではなく常に2胞子性
Craterellus cornucopioides var. flavicans
本種と異なりガイアナではなくヨーロッパなどに分布する
本種と異なり子実層托が淡クリーム灰色でのちに同色~淡灰色なのではなく淡黄色
Craterellus cornucopioides var. roseus
本種と異なりガイアナではなくヨーロッパなどに分布する
本種と異なり子実層托が淡クリーム灰色でのちに同色~淡灰色なのではなく帯ばら色
Craterellus cornucopioides var. mediosporus
担子器が4-6胞子性
担子胞子のサイズが類似している
本種と異なりガイアナではなくマレーシアなどに分布する
本種と異なり子実体が灰褐色ではなく帯煙黒色
Craterellus cornucopioides var. parvisporus
本種と異なりガイアナではなくコンゴなどに分布する
本種と異なり子実体が灰褐色ではなく帯黒褐色
本種と異なり担子器が4-6胞子性ではなく常に4胞子性
本種より担子胞子のサイズが小さい
Pseudocraterellus sinuosus
ギアナ楯状地に分布する
子実体の丈が類似している
子実体の色が類似している
本種と異なり実質に数珠状の細胞の列が生じる