(仮訳)北米およびヨーロッパの温帯域に産する有柄のチャヒラタケ属菌に対する新組み合わせ、Crepidotus subfulviceps
Aime, MC., Vila, J. & Pierre-Arthur, M., 2009. Crepidotus subfulviceps comb. nov., a stipitate Crepidotus from temperate North America and Europe. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000110/00000001/art00034 [Accessed September 29, 2016].
【R3-03338】2016/09/29投稿

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3行まとめ

分子系統解析の結果に基づき、近年スペインで見出されたTubaria decurrensがチャヒラタケ属菌であることを示した。
ヒラタケ型の種が多くを占める本属菌にあって、本種は中心生の柄を有する4番目の例となった。
本種は他の有柄チャヒラタケ属菌3種のいずれとも担子胞子の形態が異なっていた。

(新組み合わせ)

Crepidotus subfulviceps (Murrill) Aime, Vila & P.-A. Moreau
旧名:Tubaria decurrens (Peck) Murrill(基礎異名はOmphalina subfulviceps Murrill)
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【よく似た種との区別】
Crepidorus nyssicola
柄を有する
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなく球形
本種と異なり担子胞子表面が微かな皺状ではなく顕著な小刺に覆われる
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Crepidorus thermophilus
柄を有する
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子が短い
本種と異なり担子胞子表面が微かな皺状ではなく疣状
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Crepidotus ibericus
柄を有する
本種と異なり担子胞子表面が微かな皺状ではなく平滑