(仮訳)アガリコスティルバム綱における新属Crittendenia、および地衣生異担子菌類の生物学、系統分類学のレビュー
Millanes, AM. et al., 2021. Crittendenia gen. nov., a new lichenicolous lineage in the Agaricostilbomycetes (Pucciniomycotina), and a review of the biology, phylogeny and classification of lichenicolous heterobasidiomycetes. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/crittendenia-gen-nov-a-new-lichenicolous-lineage-in-the-agaricostilbomycetes-pucciniomycotina-and-a-review-of-the-biology-phylogeny-and-classification-of-lichenicolous-heterobasidiomycetes/F5C22A218F145463F71ED8B40DC850DF [Accessed July 20, 2023] 【R3-10803】2023/7/20投稿

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3行まとめ

地衣生菌のChionosphaera属を検討し、2種に対して新属Crittendeniaを提唱した。
本属は分子系統解析ではキオノスフェラ科クレードの外側に位置し、サビキン亜門において単系統群を形成した。
本属は子実体が微細なシンネマ状で、クランプを有し、4-7つの胞子が受動的に放出されることなどで特徴づけられた。

(新組み合わせ、ノルウェー、ベルギー、スイス、スウェーデン新産種)

Crittendenia coppinsii (P. Roberts) Diederich, M. Westb., Millanes & Wedin
旧名:Chionosphaera coppinsii P. Roberts
語源…(属名)地衣学者のPeter Crittenden氏に献名
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【よく似た種との区別】
Crittendenia lichenicola
地衣生菌である
本種と異なりウメノキゴケ科ではなくピロカルポン科地衣を宿主とする
本種より子実体の幅がずっと狭い
本種より子実体がずっと繊細である
本種より担子器が短い
本種より担子胞子のサイズが小さい

(新組み合わせ)

Crittendenia lichenicola (Alstrup, B. Sutton & Tønsberg) Diederich, Millanes & Wedin
旧名:Chionosphaera lichenicola Alstrup
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【よく似た種との区別】
Crittendenia coppinsii
地衣生菌である
本種と異なりピロカルポン科ではなくウメノキゴケ科地衣を宿主とする
本種より子実体の幅がずっと広い
本種ほど子実体がずっと繊細でない
本種より担子器が長い
本種より担子胞子のサイズが大きい