(仮訳)特異なボレトクロシンポリエン色素を含むイグチ科の新属Crocinoboletus
Zeng, N-K. et al., 2014. Crocinoboletus, a new genus of Boletaceae (Boletales) with unusual boletocrocin polyene pigments. Phytotaxa. Available at: http://groups.kib.cas.cn/klpb/yzl/tnh_fblw/201408/P020140812469103340115.pdf [Accessed February 25, 2015].
【R3-01590】2015/02/25投稿

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3行まとめ

Boletus rufoaureusおよびB. laetissimusに対して新属Crocinoboletusを提唱した。
本属は独特の色素、ボレトクロシンにより子実体が鮮やかな橙色で、傷つくと帯青オリーブ色に変色し、担子胞子が平滑であることなどで特徴づけられた。
両種は狭義のイグチ属菌と異なっていたが、イグチ科クレードの内部で独自の系統を形成した。

(新組み合わせ)

Crocinoboletus rufoaureus (Massee) N.K. Zeng, Zhu L. Yang & G. Wu
旧名:Boletus rufoaureus Massee
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【よく似た種との区別】
Crocinoboletus laetissimus(ダイダイイグチ)
中国に分布する
形態的に非常に類似している(同種と疑われたこともある)
本種より子実体のサイズが比較的小さい
本種との系統的距離が0.161 (Wu et al. 2014)

(新組み合わせ)

Crocinoboletus laetissimus (Hongo) N.K. Zeng, Zhu L. Yang & G. Wu
ダイダイイグチ
旧名:Boletus laetissimus Hongo
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【よく似た種との区別】
Crocinoboletus rufoaureus
中国に分布する
形態的に非常に類似している(同種と疑われたこともある)
本種より子実体のサイズが比較的大きい
本種との系統的距離が0.161 (Wu et al. 2014)