(仮訳)古代の永久凍土層および融解した海氷から分離された好冷性の酵母の新属Cryolevoniaおよび新種Cryolevonia schafbergensis
Pontes, A. et al., 2020. Cryolevonia gen. nov. and Cryolevonia schafbergensis sp. nov., a cryophilic yeast from ancient permafrost and melted sea ice. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.004040 [Accessed June 22, 2020] 【R3-07433】2020/6/22投稿

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3行まとめ

スイス・アルプスの1万2千年前の永久凍土およびカナダ、バフィン島の海氷から分離された好冷性の酵母を検討し、新属新種Cryolevonia schafbergensisとして記載した。
本種は18°C以上では生長不能であり、16%塩化ナトリウム添加培地において唯一の窒素源として硝酸塩および亜硝酸塩を利用可能であり、炭素源の利用範囲が担子菌酵母にしては狭いことなどで特徴づけられた。
本種は系統的にはCamptobasidium属およびGlaciozyma属に関連し、カンプロバシディウム科クレードに位置した。
‘Muot da Barba Peider’, south- west of Piz Muragl and northeast of Pontresina in the upper Engadine valley (Eastern Swiss Alps)

(新種)

Cryolevonia schafbergensis A. Pontes, Ruethi, B. Frey, A. Aires, A. Thomas, D. Overy, B. Halti, R. Kerr & J.P. Samp.
語源…(属名)冷たい+「酵母」を指す山岳地域住民のローマ/イタリック方言/(種小名)シャフベルク産の
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