2023年10月8日 （仮訳）日本で発見されたCryphonectria carpinicola：クマシデ属樹木における有性世代の初報告 Cornejo, C. et al. 2023. Cryphonectria carpinicola discovered in Japan: first report of the sexual state on Carpinus tree. Mycoscience. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/64/5/64_MYC608/_article/-char/ja [Accessed October 8, 2023] 【R3-11041】2023/10/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ヨーロッパにおいて過去20年間セイヨウシデから無性世代がよく報告されてきたCryphonectria carpinicolaを、高知県でクマシデおよびクマシデ属の一種から発見した。 本種は林床において落枝に発生しており、病原性の兆候は見られなかった。 本種の有性世代は初の報告となったが、同属他種の有性世代とよく類似していた。 （日本新産種） Cryphonectria carpinicola D. Rigling, T. Cech, Cornejo & L. Beenken 【よく似た種との区別】 Cryphonectria radicalis 有性世代の形態がよく類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢胞子が僅かに短い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される