(仮訳)インド、ニューデリーにおいてインドボダイジュの樹洞から分離されたアナモルフ担子菌酵母の新種Cryptococcus randhawai
Khan, ZU. et al., 2010. Cryptococcus randhawai sp. nov., a novel anamorphic basidiomycetous yeast isolated from tree trunk hollow of Ficus religiosa (peepal tree) from New Delhi, India. Antonie Van Leeuwenhoek. …. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10482-009-9406-8 [Accessed December 2, 2014].
【R3-01336】2014/12/02投稿

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3行まとめ

インド、ニューデリーにおいてインドボダイジュの樹洞から分離されたアナモルフ酵母を検討し、Cryptococcus randhawaiとして新種記載した。
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で、本種はCryptococcus albidusクラスタに含まれた。
本種は塩基配列類似度98%の近縁種とは生長温度、資化能、ビタミン要求性などで区別された。
Mandir Marg, New Delhi, India

(新種)

Cryptococcus randhawai Khan, Ahmad, Hagen, Fell, Kowshik, Chandy & Boekhout
語源…インドの医真菌学者、Harbans Singh Randhawa教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cryptococcus saitoi
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり莢膜を形成しない
本種と異なりクエン酸、エチルアミンを資化可能
本種と異なりビタミン要求性を持つ
本種と異なり35°Cで生育不能
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cryptococcus cerealis
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり莢膜を形成しない
本種と異なりL-ソルボースを資化可能
本種と異なり35°Cで生育不能
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cryptococcus friedmanii
ビタミン要求性を持たない
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりラクトース、ラフィノース、myo-イノシトール、L-ラムノースを資化不能
本種と異なりクエン酸を資化可能
本種と異なり30°Cで生育不能
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cryptococcus bhutanensis
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり莢膜を形成しない
本種と異なりmyo-イノシトールを資化不能
本種と異なりL-ソルボース、エチルアミンを資化可能
本種と異なりビタミン要求性を持つ
本種と異なり30°Cで生育不能
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cryptococcus antarcticus
ビタミン要求性を持たない
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり莢膜を形成しない
本種と異なりラクトースを資化不能
本種と異なり30°Cで生育不能
D1/D2およびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される