(仮訳)インド産の担子菌地衣の新種、Cyphellostereum indicum
Nayaka, S. & Debnath, A. 2023. Cyphellostereum indicum (Hygrophoraceae), a new species of basidiolichen from India. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.603.3.6 [Accessed July 30, 2023] 【R3-10832】2023/7/30投稿

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3行まとめ

インド、アルナーチャル・プラデーシュ州で採集された担子菌地衣の一種を検討し、Cyphellostereum indicumとして新種記載した。
本種はRhizonema属のシアノバクテリアと共生し、子実体は白色~クリーム色の扇形、担子胞子が不規則形~豆形であることなどで特徴づけられた。
本種はインドから報告された3番目の担子菌地衣となった。
India, Arunachal Pradesh,. East Kameng district, Bameng, near Kasturba Gandhi Balika Vidyalaya School

(新種)

Cyphellostereum indicum S. Nayaka & A. Debnath
語源…インドの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cyphellostereum ushimanum(イトアミゴケ)
アジアに分布する
シアノバクテリアのフィラメントのサイズの範囲が重なる
細胞間吸器を有する
菌糸にクランプを欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなく日本などに分布する
本種と異なり子実体が扇形有柄ではなく背着生である
本種より担子器が短い
本種より担子器の幅が広い
本種と異なり担子器が棍棒形ではなく棍棒形~短円筒形
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が不規則形~豆形ではなく楕円形
本種と異なり菌糸の鞘が共生藻のフィラメントを緩く包むのではなく不規則で内部空間を残す
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される