(仮訳)パキスタンからのRussulaMaculatinae亜節の5番目の新種の記載はヒマラヤ南西部が外生菌根菌の局所的多様性のホットスポットであることを示している
Kiran, M. et al., 2021. Description of the Fifth New Species of Russula subsect. Maculatinae from Pakistan Indicates Local Diversity Hotspot of Ectomycorrhizal Fungi in Southwestern Himalayas. Available at: https://www.mdpi.com/2075-1729/11/7/662 [Accessed July 11, 2021] 【R3-08585】2021/7/11投稿

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3行まとめ

パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州の温帯湿潤林で採集された菌を検討し、Russula ayubianaとして新種記載した。
本種はMaculatinae亜節に含まれ、針葉樹が優占する森林に発生していたが、宿主樹木は特定不能であった。
ヒマラヤ南西部が様々な地域から最近移入したMaculatinae亜節の種が適応する生物多様性ホットスポットであることが示唆された。
Pakistan, Khyber Pakhtunkhwa province, Abbottabad district, Kuzagali

(新種)

Russula ayubiana Kiran & Khalid
語源…アユビア(国立公園)の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Russula maculata
本種と異なりパキスタンではなくスロバキア、エストニアなどに分布する
本種と異なり担子胞子表面の装飾が疣状または刺状で時に融合し、短い線によって連結するという特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(R. globispora系統ではなくR. maculata系統に含まれる)