(仮訳)コリアンアンジェリカに葉の斑点病を引き起こす新種Didymella gigantis
Lee, G-B. et al. 2023. Didymella gigantis sp. nov. Causing Leaf Spot in Korean Angelica. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2023.2289259 [Accessed December 17, 2023] 【R3-11254】2023/12/17投稿

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3行まとめ

韓国江原特別自治道の畑地においてDidymella gigantisの葉に発生した斑点病を検討した。
病原菌をDidymella gigantisとして新種記載し、近縁種との形態および培養性状の比較表を掲載した。
接種試験により本種の宿主に対する病原性を確かめた。
韓国江原特別自治道平昌郡

(新種)

Didymella gigantis G.B. Lee & W.G. Kim
語源…Angelica gigas
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Didymella bellidis
分生子殻のサイズが類似している
5.8S+β-チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子殻の孔口数が1-3ではなく1-5
本種より分生子が短い
本種と異なりNaOH陰性ではなく陽性
本種と異なりMEAおよびPDA培地でのコロニーが皺状でない
5.8S+β-チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Didymella segeticola
東アジアに分布する
分生子塊がクリーム色
NaOH陰性である
MEA、OA、およびPDA培地での生長速度が類似している
5.8S+β-チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なりシシウド属ではなくアザミ属植物などに生じる
本種より分生子殻のサイズがずっと小さい
本種と異なり分生子殻の孔口数が1-3ではなく1-2×本種より分生子形成細胞のサイズがずっと小さい
本種より分生子が短い
本種と異なりMEAおよびPDA培地でのコロニーが皺状でない
5.8S+β-チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Didymella suiyangensis
東アジアに分布する
分生子塊がクリーム色
5.8S+β-チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国ではなく中国などに分布する
本種と異なり空中から分離されている
本種より分生子殻のサイズがずっと小さい
本種と異なり分生子殻の孔口数が1-3ではなく1
本種より分生子形成細胞のサイズがずっと小さい
本種より分生子が短い
本種と異なりNaOH陰性ではなく陽性
本種と異なりMEAおよびPDA培地でのコロニーが皺状でない
5.8S+β-チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される