2015年9月28日 (仮訳)メキシコ産の微小菌類2新種、Digitella rigidophoraおよびRedbia inflata Castañeda-Ruíz, RF., Heredia, GH. & Arias, RM., 2013. Digitella rigidophora and Redbia inflata, two new microfungi from Mexico. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000125/00000001/art00030 [Accessed September 27, 2015]. 【R3-02234】2015/09/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ、ベラクルス州の雲霧林において植物残渣に発生した微小菌類を検討し、Digitella rigidophoraとRedbia inflataの2新種を記載した。 前者は分生子形成様式が複生トレト型で細胞が連続的に伸長し、分生子形成部位が強くメラニン化し、分生子が褐色~暗褐色の指状であることなどで特徴づけられた。 後者は末端が顕著なアンプル形である屈曲~コイル状の分枝を形成し、分生子がほぼ無色で小疣状粗面、0-1隔壁を有することなどで特徴づけられた。 Mexico, Veracruz, San Martin Tuxtla Volcano (新種) Digitella rigidophora R.F. Castañeda, Heredia & R.M. Arias 語源…(属名)指/(種小名)剛直な柄の(分生子柄の形態から) 【よく似た種との区別】 Dendryphion spp. 分生子形成様式が複生トレト型 分生子が単生することがある 分生子が指状~指を閉じた掌状のことがある 本種と異なり分生子形成細胞がシンポジオ状および内生出芽型の貫生伸長を示すという特徴を欠く 本種と異なり分生子形成部位が暗色の厚い凸形でない 本種と分生子の形態が異なる Ceratosporella spp. 分生子が指状~指を閉じた掌状のことがある 本種と異なり分生子形成様式がトレト型ではなく全出芽型 Mexico, Veracruz, Soteapan, Reserva de la Biosfera de la Sierra Santa Marta (新種) Redbia inflata Heredia, R.M. Arias & R.F. Castañeda 語源…膨大した(分枝先端の形状から) 【よく似た種との区別】 Redbia elegans 分生子柄が分枝する 分生子の装飾が小疣状 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が長楕円形~やや円筒形ではなく狭楕円形~紡錘形 本種と異なり分生子の隔壁数が0-1ではなく3