(仮訳)子嚢胞子の極に独特の帽を有する淡水生子嚢菌の新属新種、Diluviocola capensis
Hyde, KD., Wong, S-W. & Gareth Jones, EB. 1998. Diluviocola capensis gen. and sp. nov., a freshwater ascomycete with unique polar caps on the ascospores. Fungal Diversity. Available at: https://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/FD_1_133-146.pdf [Accessed November 21, 2022] 【R3-10078】2022/11/21投稿

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3行まとめ

ブルネイの河川において沈んだ材から分離された菌を検討し、新属新種Diluviocola capensisとして記載した。
本種は子嚢胞子の極に円錐形の帽を有し、子嚢からの放出後にそれらが外れて中から付属糸が展開することなどで特徴づけられた。
走査型および透過型電子顕微鏡観察によりその構造の独自性を記述し、水生子嚢菌の他の属と比較した。
Brunei Darussalam, Temburong, Kuala Belalong Field Studies Centre, Sungai Esu

(新種)

Diluviicola capensis K.D. Hyde, S.W. Wong & E.B.G. Jones
語源…(属名)浸水を好む/(種小名)帽の(子嚢胞子の付属物から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Annulatascus spp.
子嚢の先端リングが比較的大型
本種と異なり子嚢胞子の極に円錐形の帽を有するのではなく子嚢胞子の付属物がはじめパット状でのちに長い糸状に展開する